重金属固定剤(NKシリーズ)
NKシリーズは、飛灰処理の諸問題を解決する重金属固定剤です。
ゴミ焼却場などから発生する飛灰は重金属を含んでおり、そのままでは廃棄できない場合が殆どです。当社は、飛灰に添加し重金属を固定化する薬剤「NKシリーズ」を通じて、環境保全における社会的ニーズに対応します。
- 結合した重金属の安定性がよい
『NKシリ-ズ』は重金属イオンとキレ-ト結合し強力な結合物をつくります。結合物は通常では再溶解しません。 - 耐熱性がある
『NKシリーズ』は飛灰温度100℃での処理に使用しても、常温と同様に重金属分を安定して固定化することができます。
アルカリ性飛灰100gに対して『NKシリーズ』1.25%、水20%を添加し、常温と100℃とで混練処理した処理灰の溶出試験(昭和48年環境庁告示第13号試験法)結果は次のとおりです。
灰温度(℃) | 溶出試験結果 (mg/L) | ||||
---|---|---|---|---|---|
Hg | Cd | Pb | Cr6+ | As | |
常温 | <0.001 | <0.01 | <0.1 | <0.4 | <0.01 |
100 | <0.001 | <0.01 | <0.1 | <0.4 | <0.01 |
※基準値 | 0.005 | 0.3 | 0.3 | 1.5 | 0.3 |
※基準値(判定基準値):昭和48年総理府令第5号の埋立処理の判定基準値
- 少ない量で効果がある
『NKシリーズ』は少ない添加量 で十分固定化できるので、処理コストの低減が図れます。
T社アルカリ飛灰処理後の溶出試験値
項 目 | T-Hg | Cd | Pb | Cr6+ | As |
---|---|---|---|---|---|
水ブランク | <0.001 | 0.02 | 26.4 | <0.4 | 0.06 |
処理後 | <0.001 | <0.01 | 0.02 | <0.4 | <0.01 |
基準値 | 0.005 | 0.3 | 0.3 | 1.5 | 0.3 |
※飛灰組成(mg/Kg) Hg3.2 Cd42 Pb760 Cr180 As4.7
※薬剤添加率:『NKシリーズ』2.5%、水27.5%
『NKシリーズ』荷姿
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