先輩社員の一日
- PERSONAL DATA - | |
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入社年度 | 2013年4月 |
最終学歴 (学部、学科) |
理工学研究科 環境機能科学(化学) 修了 |
転属・異動歴 | 製造部、品質管理部 |
趣味・特技 | ボルダリング、サイクリング、水泳、ジョギング、椎茸栽培、独りカラオケ テレビゲーム、プラモデル、読書、バー開拓、パン屋開拓、ワイン、ガンダム |
休日の過ごし方 | 図書館で資格勉強、友人とお酒 自転車で散策、ボルダリング、木の伐倒 |
好きな言葉 | 有給休暇 中庸 売る前のお世辞より、売った後の奉仕 |
Q1入社からのキャリア、現在の仕事の役割を教えてください。
入社当初は製造部に配属でしたが、約1カ月間の社内研修を経た後、品質管理部へ異動となりました。
現在は分析の仕事を主に行っています。具体的には、原料分析、工程分析、最終製品分析を行って、品質に異常のない製品が製造できているか確認を行っています。
また、分析機器が正しく機能していることを確認するための校正作業も行っています。
Q2仕事をする上で大切にしていることは何ですか。
「自分に対して誠実であること」です。分析の担当者は、悪意があれば分析値をごまかすことも可能です。しかしながら、不正なやり方で、基準を満たさない製品が出荷されたとしたら、ユーザーはどうなるでしょうか。
企業による品質の不正・隠ぺい事件が後を絶たない昨今ですが、これらの事件において欠如しているのはユーザー目線ではないかと思います。もしも強度不足を隠ぺいしたまま出荷された部品が新幹線に使われたら?もしもその新幹線に家族が乗っていたら?
このような視点があれば、分析値の改ざんなどできないのではないでしょうか。
分析値に対して真摯に向き合うこと。これが分析担当者としての責務であり大切にすべきことであると思います。
Q3これまでで一番大変だった仕事は何ですか?
具体的な仕事ではありませんが、直接指導を受けていた上司がご結婚を機に退職された時は苦労しました。それまでは、分からないことがあると全てその上司に相談し判断を仰いでいました。悪く言うと上司に依存しすぎており、自分で考えて判断する能力が養われていませんでした。
そのため、上司から業務を引き継いだ当初は、あらゆる面で判断に困る場面が発生しました。業者との電話でのやり取りさえ十分にできず、意思疎通に苦労する事がありました。
しかしながら、そのような苦労が結果的に自分の成長に繋がったと思っています。
Q4仕事上の難しさは何ですか?
学校の勉強と違って、正解が用意されていないことです。
化学的観点から、より精確なことをしたとしても、それが時間やコストの面からすると必ずしも正しい選択肢になり得ないことがあります。
例えば、年収400万円の人ですと、時給換算で約3000円、5分で250円です。
分析の精確さを重視した結果、時間がかかりすぎてコストが膨らみ商機を逃してしまう。
このように「手段が目的化してしまう。」ことが起こっては本末転倒です。
経費と目的のバランスを考えながら仕事をするのが難しいことだと思います。
また、ある時は正しい選択だったとしても、時代の流れとともにその判断も変化します。
変化に対応しながら、正解に近い選択肢を見つけていくことが、とても難しいと思います。
Q55年前に比べて今の自分はどのくらい成長しましたか?仕事を通じて何かスキルアップは果たせましたか?
具体的に何が成長したかというと、自分自身では思い浮かびません。まだまだ知らないことの方が多く、日々勉強させていただいている毎日です。
あえて挙げるとすれば、緩急のつけ方が分かってきたところでしょうか。時には120%の力で取り組まなければならない業務もあれば、30%程の力で片手間でできる業務もあります。その辺りの力の入れどころのバランス感は、入社当初と比べて身についてきたように思います。
Q6ナガオの魅力はどこにあると思いますか?
「社会的に意義ある仕事をしている」と誇りを持って言えるところです。弊社の事業形態は元々産廃として処分されていた含硫黄アルカリ性物質を資源化するところから始まっています。水硫化ソーダ・硫化ソーダとして有価値化された後、環境汚染物質の除去やスーパーエンジニアリングプラスチック、医薬品などとして生まれ変わっていきます。
元々産廃として忌み嫌われていた物が、有用な物質として世の中の役に立っています。
これは大変魅力的なことであると思います。
Q6最後に後輩へのメッセージをお願いします。
「魅力的な会社」とはどんな会社でしょうか?
現在、人手不足による売り手市場傾向が続いており、有名企業・大企業への就職を目指して活動されている方が多いようです。
弊社は知名度・事業規模いずれにおいても劣っている、地方の中小企業に過ぎません。しかしながら、ニッチな分野にフォーカスしている故の高い専門性があります。
水硫化ソーダ・硫化ソーダにおけるシェアは国内No.1であり、この分野において蓄積してきた知識・技術は他社を圧倒しています。
本当に「魅力的な会社」とは、他社が決して真似できない独自の分野において、強みを発揮できる会社ではないでしょうか。
ナガオ株式会社が、みなさんにとって「魅力的な会社」として映れば幸いです。
■代表的な1日の流れを教えてください。
8:00 | 始業 ラジオ体操、分析機器の立ち上げ・準備 |
8:20 | 部内ミーティング |
9:00 | 分析 生産中の製品の工程分析を行い、 |
10:00 | |
11:00 | デスクワーク |
12:00 | 昼食、自由時間 |
13:00 | |
14:00 | 分析 最終製品の分析を行い、出荷が可能な製品か確認します |
15:00 | |
16:00 | |
16:00 | 監査準備 |
17:00 | 翌日の予定を確認 |
17:00 | 終業 |